
dnfolio.meのメールをProton Mailへ移行した
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#はじめに
前回の記事で、長く使ってきた独自ドメインのメール環境をProton Mailへ移行することを検討した。
その後、実際にProton Mailを導入し、dnfolio.meのメールを移行した。
ドメインはCloudflareで管理しているため、作業の中心はDNSレコードの変更だった。
今回は、具体的な認証情報や検証用の値は載せず、どのような設定を行ったのかだけを記録しておく。
#Proton Mail Plusを開始した
proton.me というProtonのドメインを利用するだけなら無料でも利用できる。
ただし今回は、独自ドメインを利用するため、Proton Mail Plusを使い始めた。
この時点では長期契約ではなく、まず実際の運用に耐えられるか確認するための試験利用という位置づけだった。
メールは毎日使うので、機能一覧だけを見て判断するより、自分の環境でしばらく使ってみる方が良い。
#独自ドメインを追加する
Proton Mail側へdnfolio.meを追加し、ドメイン所有確認を行った。
ドメインのDNSはCloudflareで管理しているため、指定されたレコードをCloudflare側へ追加して確認する。
この作業自体は特別なものではなく、一般的な独自ドメインメールの設定と同じように、DNSへ必要な情報を追加していく。
設定したのは主に次の項目だった。
- MX
- SPF
- DKIM
- DMARC
#MXレコードで受信先を切り替える
MXレコードは、そのドメイン宛てのメールをどのメールサーバーへ配送するかを指定する。
今回の移行では、これまで使っていたメールサーバーからProton側へ配送先を変更した。
メール移行で最も分かりやすく影響が出る部分なので、変更前の設定を確認したうえで作業した。
DNSは反映に時間がかかる場合があるため、変更直後に判断せず、Proton側の確認画面でも状態を見ながら進めた。
#SPF、DKIM、DMARCも設定した
送信メールが正当なものかを受信側へ伝えるため、SPF、DKIM、DMARCも設定した。
それぞれ役割が違う。
#SPF
そのドメインからメールを送信してよいサーバーを示す。
#DKIM
送信メールへ電子署名を付け、途中で改ざんされていないことや、正しい送信元から送られていることを確認できるようにする。
#DMARC
SPFやDKIMの結果をもとに、認証に失敗したメールをどのように扱うかを受信側へ伝える。
普段メールを送受信しているだけなら意識することは少ない。
しかし、独自ドメインでメールを運用するなら重要な設定になる。
#Cloudflare側の設定を変更した
CloudflareのDNS画面から、Protonが案内する内容に沿ってレコードを設定した。
実際の値はアカウントやドメインごとに異なるため、ここには載せない。
大事なのは、インターネット上の記事に書かれた値をそのままコピーするのではなく、自分のProton Mail管理画面に表示された内容を使うことだと思う。
特にDKIMのような設定は、自分の環境用に発行された値を利用する。
#送受信を確認した
DNS設定後、外部のメールサービスとの間で送受信を確認した。
確認したかったのは、
- 外部から
dnfolio.me宛てに受信できる dnfolio.meから外部へ送信できる- SPF、DKIM、DMARCが正常に評価される
という基本的な部分。
独自ドメインを設定できたという表示だけで終わらせず、実際に自分で送受信して確認した。
#迷惑メールに入るケースもあった
送信テストでは、メール自体は正常に届いていても、受信先によって迷惑メールへ振り分けられることがあった。
最初はDNS設定を間違えたのかと思った。
しかし、SPF、DKIM、DMARCが正常でも、迷惑メール判定はそれだけで決まるわけではない。
送信元ドメインやIPの評価、メール本文、受信側サービスの判断など、複数の要素が関係する。
独自ドメインの移行直後なので、しばらく様子を見ることにした。
#FedoraとAndroidでも使い始めた
メールサーバーだけでなく、日常的に使う端末側もProtonへ切り替えた。
メインPCのFedoraとAndroidスマートフォンで利用を開始した。
新しいメール環境へ移行すると、サーバー設定ばかり気にしてしまう。
しかし毎日触るのはクライアント側なので、自分の普段の端末で無理なく使えるかも重要だった。
現時点では、普段のメール確認や送受信で大きな問題は出ていない。
#まだ旧環境は残しておく
この日はProton Mailへメールを移行したが、以前のメールボックスはすぐには解約しなかった。
DNSが正常に見えていても、
- 過去メールの移行
- 各端末での利用
- 外部サービスとの送受信
- 数日間の安定性
を確認してから旧環境を終了したかったからだ。
まず動かしてみて、問題がなければ古い環境を閉じる。
メールのような重要なサービスでは、このくらい慎重な方が良い。
#まとめ
dnfolio.meのメールをProton Mailへ移行した。
作業の中心はCloudflare側のDNS設定だった。
- MXで受信先をProtonへ変更
- SPFを設定
- DKIMを設定
- DMARCを設定
- 外部サービスとの送受信を確認
設定が終わると、普段のメール利用自体はそれほど特別ではない。
むしろ大変なのは、長く使っていた環境から安心して離れられるかを確認することだった。
このあと数日間利用し、問題がなければ旧メール環境を終了する。