
独自ドメインのメールをProton Mailへ移行することを検討した
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#はじめに
長く使ってきたメール環境を見直すことにした。
私は独自ドメインを使ったメールアドレスを長く利用している。これまでは さくらのメールボックス を契約し、ThunderbirdからIMAPで接続する構成で大きな不満なく使ってきた。
しかし、メールは多くのサービスで本人確認やパスワードリセットの入口になる。
普段使うサービスが増えるほど、メールアカウントそのものの重要性も上がっていく。最近はパスワード管理や2段階認証についても見直していたため、メール環境もこのままで良いのか考えるようになった。
そこで候補にしたのがProton Mailだった。
#現在のメール環境
移行を考え始めた時点では、独自ドメインのメールをメールボックスサービスで受信し、Thunderbirdから利用していた。
構成はとてもシンプルだった。
独自ドメイン ↓ メールボックス ↓ Thunderbird
長く使っていたので操作にも慣れていたし、メールの送受信だけを考えれば大きな問題はない。しかも年契約にしていたから安い。
それでも見直したくなったのは、メール単体ではなく、日常的に使うアカウント管理全体を整理したくなったからだった。
#Proton Mailが気になった理由
Protonはメールだけでなく、パスワード管理や2段階認証など、アカウント管理に関係するサービスも提供している。
当時はBitwardenや1Passwordも含めてパスワード管理を見直していた。
メール、パスワード、2段階認証をそれぞれ別の視点で考えていたが、Protonのサービスを調べていくうちに、一つのサービス群としてまとめて使う構成も候補になった。
ただし、単純に「まとめられるから便利」という理由だけでメールを移すつもりはなかった。
メールは長く使うものなので、まずは普段の使い方に合うかを確認する必要がある。
#独自ドメインをそのまま使いたい
一番重要だったのは、現在使っている独自ドメインのメールアドレスをそのまま利用できることだった。
メールサービスを変更するためにメールアドレスまで変えるつもりはない。
そのため、確認したかったのは次のような点だった。
- 独自ドメインを設定できるか
- MXレコードを変更して受信先を切り替えられるか
- SPF、DKIM、DMARCを設定できるか
- 送信元として独自ドメインのアドレスを使えるか
- 既存メールを移行できるか
ドメイン自体はCloudflareで管理しているので、必要になればDNSレコードは自分で変更できる。
メールサービス側が独自ドメイン運用に対応しているなら、移行の自由度は高い。
#FedoraとAndroidで使えることも重要
私のメインPCはFedora Linuxで、スマートフォンはAndroidを使っている。
Webブラウザだけでメールを使うこともできるが、日常的に使うサービスなので、PCとスマートフォンの両方で無理なく使いたい。
特にLinuxでは、WindowsやmacOSでは当たり前に存在する公式アプリが用意されていないこともある。
そのため、Proton Mailを検討するうえでは、Fedora上でどのように使えるのかも確認対象になった。
#Thunderbirdを残すかも考えた
長年Thunderbirdを使ってきたので、そのまま使い続ける選択肢もある。
一方で、新しいメールサービスへ移行するなら、クライアント側も含めて見直す良い機会でもある。
Thunderbirdを残せば操作感は変わらない。
Proton側のアプリやWeb UIを使えば、サービス側が提供する機能をそのまま利用しやすい。
どちらが良いかは、実際に使ってみないと分からない。
最初から完全移行を決めるのではなく、しばらく試してから判断することにした。
#メールだけを移すつもりではなくなった
調べ始めた時点ではProton Mailだけが目的だった。
しかし、同時期にパスワード管理も見直していたため、Proton Passも試すことにした。
さらに2段階認証アプリも見直すことになり、後からProton Authenticatorも使い始めることになる。
結果的に、このメール移行は単なるメールサーバーの変更ではなく、普段使っているアカウント管理環境そのものを整理するきっかけになった。
#まずは試してみる
この時点では、まだ既存のメール環境を解約するつもりはなかった。
メールは一度移行すると、問題があったときの影響が大きい。
まずProton Mailを導入し、独自ドメインを設定する。
その後、
- 正常に受信できるか
- 外部サービスへ送信できるか
- 過去メールを移行できるか
- PCとスマートフォンで使いやすいか
を確認してから、既存環境を残すか判断することにした。
長く使っている環境を変えるときは、一気に切り替えるより、戻れる状態を残しながら試す方が安心できる。
次は、実際に独自ドメインをProton Mailへ接続してみる。