
Fedora 44をメイン環境として2ヶ月使った
- 日本語
- Fedora 44
- Linux
- KDE Plasma
- Neovim
- 開発環境
#はじめに
2026年7月に、メインPCのOSをLinux MintからFedora 44へ移行した。
そのときの作業は、Linux MintからFedora 44へ移行して開発・ゲーム・動画編集環境を整えたにまとめている。
記事の最後には、
半年後、私はまだFedoraを使っているだろうか。
と書いた。
まだ半年は経っていない。
しかし、移行から約2ヶ月が経った現在もFedora 44を毎日使っている。
しかも、Linux Mintへ戻りたいと感じる場面はほとんどなくなった。
#現在の環境
2026年9月時点のメイン環境は次のようになっている。
| 項目 | 環境 |
|---|---|
| OS | Fedora 44 KDE Plasma |
| ディスプレイサーバー | Wayland |
| CPU | Ryzen 5 5600X |
| GPU | Radeon RX 9060 XT 16GB |
| RAM | 32GB |
| ターミナル | WezTerm + tmux |
| エディタ | Neovim |
| 日本語入力 | Fcitx5 + SKK |
| コンテナー | Docker |
| ローカルLLM | Ollama + Open WebUI |
7月の記事を書いた時点では、
本当にLinux Mintと同じことが全部できるのか
を一つずつ確認していた。
今はその確認期間をほぼ終えて、普通のメイン環境として使っている。
#開発では不便を感じていない
一番重要だったのは開発環境だった。
普段はNeovim、WezTerm、tmuxを中心に使っている。
Rustを含む複数のプロジェクトを触り、Dockerも使う。
Android向けの開発も行う。
この2ヶ月で、Fedoraだから開発できなかったという場面はほとんどなかった。
むしろ移行直後に、
- ランタイム管理
- dotfiles
- シェル設定
- Android SDK
- Docker
- ターミナル周辺
を一度整理したことで、現在の方が環境を把握しやすくなった。
#KDE PlasmaとWaylandにも慣れた
FedoraではKDE PlasmaをWaylandで使っている。
移行前は、毎日使うデスクトップ環境として安定するか少し気にしていた。
しかし現在は、Waylandであることを強く意識せず使えている。
ウィンドウ操作、ブラウザ、ターミナル、動画編集など、普段の作業で困る場面はない。
Linuxデスクトップでは、
Waylandだから何か起きるのでは
と身構えることもあったが、少なくとも現在の自分の環境では大きな問題になっていない。
#Fcitx5 + SKKも日常環境として定着した
日本語入力にはFcitx5 + SKKを使っている。
日本語入力が不安定だと、どれだけ他の環境が快適でもメインOSとして使い続けるのは難しい。
しかしFedoraへ移行してからも、普段の文章入力や開発で問題なく利用できている。
OSを移行すると、
当たり前に使えていた細かい入力環境
ほど不安になる。
そこが落ち着いたことで、Fedoraへ完全に定着しやすくなった。
#ゲームもFedoraでそのまま続けている
SteamもFedora側で継続して使っている。
Linux Mintから移行した直後は、ゲーム本体を置いているSSDやProtonのcompatdataをどう扱うか整理する必要があった。
その構成も今では普段意識しなくなった。
ゲームを起動するときに、
Fedoraだから何か特別な作業をする
という感覚はない。
メインOSとして定着したかどうかは、こういう「意識しなくなった」部分に出る気がする。
むしろ最近のアップデートで改善していて、移行初期は「バックグラウンドに移動後ゲーム内でカーソル操作できない」みたいな不具合があったが、今は問題無く移動できるようになった。
#Kdenliveもそのまま使えている
動画編集はKdenliveを使っている。
Pixelで撮影した動画を編集し、FFmpegも利用する。
Fedora移行直後は、HEVC再生やVAAPI周辺などいくつか確認する必要があった。
しかし、一度環境を整えたあとは安定している。
動画編集のためだけにLinux Mintを起動する必要もなくなった。
開発、ゲーム、動画編集の3つをFedoraで完結できている。
これは移行前に一番確認したかった条件だった。
#ローカルLLM用途も増えた
移行後に新しく増えたのがローカルLLMだった。
Radeon RX 9060 XT 16GBを使い、OllamaとOpen WebUIでローカルモデルを動かしている。
gpt-oss-20bを動かし始め、より大きなモデルやRAM容量についても考えるようになった。
Fedoraは現在、
開発 + ゲーム + 動画編集 + ローカルLLM
まで一台でこなす環境になっている。
7月に移行したときには、ここまでAI用途が増えるとは思っていなかった。
#ThinkPadにもFedora 44を入れている
メインのデスクトップだけでなく、ThinkPadにもFedora 44を入れている。
複数のPCで同じOSを使うと、設定やトラブル対応の知識も共有しやすい。
dotfilesもあるので、
Fedoraの自分用環境
がかなり固まってきた。
以前のように、
次にLinuxを入れるならMintかFedoraか
と考えるより、現在はまずFedoraを選ぶと思う。
#Linux Mintへ戻る理由がなくなった
移行直後は、Linux Mintを残しておいた。
Fedoraですべての作業ができると確認する前に削除するのは不安だったからだ。
しかし現在は、Linux Mintへ戻って作業する場面がない。
ここ2ヶ月で、
- 開発
- 日本語入力
- ゲーム
- 動画編集
- Android開発
- Docker
- ローカルLLM
までFedora側で使っている。
残しているLinux Mintのディスクは、
念のため残している
だけの状態になった。
#Linux Mintのディスクを完全フォーマットするか検討している
最近は、Linux Mintが入っているディスクを完全にフォーマットしても良いのではと考えている。
まだ実際には消していない。
長く使った環境なので、最後に必要なデータが残っていないか確認したい。
ただ、
Fedoraが合わなかったら戻るため
という理由で残す必要は、ほぼなくなった。
この変化は大きい。
2ヶ月前は移行できるか確認していた。
現在は、旧環境を消して良いか考えている。
#OSを意識しなくなった
Fedoraを使っていて一番良い状態だと思うのは、
Fedoraを使っていること自体をあまり意識しなくなった
ことだ。
ターミナルを開く。
Neovimでコードを書く。
Chromeで調べる。
Dockerを動かす。
Kdenliveで動画を編集する。
Steamでゲームをする。
ローカルLLMを動かす。
やりたいことをするときにOSが前に出てこない。
Linux Mintを使っていた頃もそうだった。
つまり、自分にとってFedoraも同じところまで来たということだと思う。
#7月の記事を読み返して
7月の記事では、最後にこう書いていた。
他のディストリビューションに興味を持ったらすぐに試したくなる性格だから、どんな環境でもすぐに自分専用環境を試せるようにdotfilesは育てておく。
この考えは今も変わっていない。
Fedoraを気に入っているからといって、今後ずっとFedoraを使うと決めたわけではない。
新しいディストリビューションが気になれば試すと思う。
ただ、2026年9月時点では、
Fedoraから移る理由がない
という状態になっている。
#まとめ
Fedora 44をメイン環境として約2ヶ月使った。
移行直後に確認していた、
- 開発
- 日本語入力
- ゲーム
- 動画編集
- Docker
- Android開発
はすべて日常環境として定着した。
さらにローカルLLMという新しい用途も増えた。
Linux Mintへ戻る必要はなくなり、現在は旧環境のディスクを完全フォーマットすることまで検討している。
7月の記事で書いた、
半年後、私はまだFedoraを使っているだろうか。
への途中回答は、
少なくとも2ヶ月後の今は、かなり気に入って毎日使っている。